文系未経験からエンジニアになるために必要な力とは!?大活躍中のインターン生に迫る!
今回は、文系学部からTOKIUMにインターン生として入社し、エンジニアとして大活躍をしている西片文哉さんにインタビューをしました。未経験からエンジニアになった経緯や、どのようにスキルアップしていったのか、なぜTOKIUMを選んだのか等、西片さんが大活躍するに至るまでの過程についてお話しいただきました。
今回インタビューをした方々
皆さんの主な業務内容について教えてください。
西片さん:
TOKIUMのオペレーション基盤チームで、支出管理プラットフォームTOKIUMのシステム開発に関わっています。(支出管理プラットフォーム「TOKIUM」は、経理業務の効率化をワンプラットフォームで実現するサービスです。詳細情報はこちらをご覧ください。)その中で私は、各種書類の自動入力機能を実現する「エントリーシステム」や、取引先様からの各種書類を送信するシステム「アップロードサイト」の開発及び保守を行ってます。
坂上さん:
2016年に新卒第一号として入社しました。2022年末までAndroidアプリエンジニアとして働き、途中WEBエンジニアも経験しました。現在は、プロダクト組織作りとエンジニアの採用に携わっています。
小口さん:
2020年に中途でTOKIUMに入社しました。私も入社時は未経験でしたが、現在、オペレーショングループのエンジニアリングマネージャーとして、エンジニアの人材マネジメントを通じて、開発部門のアウトプットを最大化する役割を担っています。その一環として、西片さんのメンターも務めています。
学生時代の経験について教えてください。
西片さん:
小学生まではサッカーをしていたのですが、中学生から高校生までは、バスケットボール部に所属し、部活一筋の学校生活を送っていました!
大学では、東南アジア地域の国際関係に興味があり、とりわけ成長率の高い国について知りたいと考え、東京外国語大学に入学し、ベトナム語を専攻しています。現在は、外交安全保障のゼミに所属しています。
そもそもIT業界やエンジニアに興味を持ったきっかけは何だったんですか?
西片さん:
「人生の中で一度は海外で暮らして学びたい」という気持ちがあったので、大学在学中に1年間アメリカのニューヨーク州に留学に行きました。留学先で国際関係の学びを得ることはもちろんですが、せっかく留学するなら自分の大学では触れられないことを学びたいと考え、国際関係学とは距離のある情報系の授業もとり、その中でプログラミングに取り組む機会がありました。
私は基本的に不器用で、ものづくりは苦手な方でした。しかし、IT技術やプログラミングを用いると、タイピングだけで自分の作りたかったものが作れてしまうことに感動しました。留学から帰国し、SIerやエンジニア等、IT業界に焦点を当てて就活をすることにしました。
TOKIUMでエンジニアとして働くことになった経緯を教えてください。
西片さん:
TOKIUMには、就活でIT業界を見ていく中で出会いました。当時TOKIUMでは新卒エンジニア職を募集しておらず、ビジネス職として選考が進んでいきました。海外留学でのプログラミング経験を踏まえ、選考途中でエンジニアポジションに興味があるとお話していました。
そこで代表の黒崎さんに話が通り、最終面接の際に「エンジニアに挑戦してみよう!」とご提案いただき、エンジニアとしての内定が決まりました。そこからTOKIUMでのインターンを開始し、現在に至ります。
未経験からエンジニアに挑戦されたということなのですが、その技術や知識はどのように学習したのでしょうか。
西片さん:
エンジニアとして働くことが決まってから、業務開始前までの3か月ほどで、事前に坂上さんからの提案を受けてオンライン教材を使用した課題に取り組みました。業務開始から即戦力で働くための最低限の知識のインプットというイメージです。
業務開始後は、どの知識を使えばよいのか等は自分でやりながら手探りで調べて、それでもわからなければ上司に聞くということを繰り返し、知識とその応用を学習しています。
具体的にはどんな機能の実装を担当してきたのですか?
西片さん:
エントリーシステムのログイン画面が初期設定のまま使用されていて、とてもわかりにくかった点を自ら改善のための実装を担当しました。
この部分は、長くTOKIUMでのシステム開発に従事していると慣れ親しんで気が付きにくい部分でした。そこを利用者の目線を強く持つことで自ら改善することができました。技術的にはそれほど難しくなかったところですが、他部署の方々に喜んでいただけてとても嬉しかったです。
また、声を上げて、自分で改善するところまで任せてもらえるのがTOKIUMのすごいところですよね。使いにくいと感じた部分を自分でいいと思う形にできるのはすごく面白いです。
インターンのやりがいを教えてください。
西片さん:
自分のスキルの向上に伴い、形にできるものが増えていくんです。加えて、TOKIUMは、自社開発をしている企業なので、自分のスキルが成長すればするほど、プロダクトの成長、会社の成長を連動して感じることができます。そこにはすごくやりがいを感じます。
また、本質的な課題解決ができ、より良いものができたと感じることができることも面白いです。システム改善の依頼元は他の部署のことが多いです。もし分からないことが出てきたら、どの点が課題なのか、何が理想状況なのかの目線を合わせるために、依頼元のオペレーション部の方にも修正意図を確認するようにしています。
それによって多様な視点を取り入れ、本質を捉えた解決ができたと感じられますし、結果として成果物もより良いものになっていきます。
TOKIUMのインターンを通じて学んだことについて、具体的に教えてください!
西片さん:
TOKIUMのインターンで学んだことは大きく2つあります。
「自分で調べることと聞きに行くことのバランスを見極める力」と「タスクやプロジェクト全体を俯瞰して見て、主体的にできることに取り組んでいく力」です。
最初は自分の中にある知識も少ないし、持っている知識のどれを使えば良いのかも分からない状態です。聞かないと分からないこともどうしても出てきてしまいますが、そこで全部上司に聞いていたら自分の身にならないですよね。そのバランス感覚がとても養われたと思います。
このバランスを成り立たせる上では、分からないことを聞けるチームの雰囲気作り、心理的安全性の担保が必要不可欠であるということも学びました。その点、TOKIUMには本当に優しく、かつ私の成長を心から応援してくれる人しかいなくて。主体的にやりたいことに取り組むことができたのもTOKIUMの挑戦を応援する環境が整っていたからですね。
それによって、自分に何ができるかを考え、主体的に取り組むことができ、成長できました。
メンター・採用担当のお二人にお伺いします。西片さんの強みはどこにありますか?
坂上さん:
西片さんの強みは言語化能力と自走力にあると思います。
玉石混淆な情報の中から、必要な情報を的確に探し出し、問題解決に繋げる能力が非常に高いです。
また、投げかけた質問に対して、次の面談の時などに自分なりの答えを持ってきてくれるので、話す度に内容が一歩ずつ深まっていくんです。自分の未来の理想像を想像し、その理想に向けて何をすべきか、どうしてその理想に向かいたいのか、そんな抽象的な問いにも真摯に向き合える力は、不確実性のコントロールと答えのない課題に解を見出すために不可欠です。
そして、これを早いサイクルでこなすことができるため、成長スピードも著しく速いのだと思います。
自走力に驚かされたエピソードもあって・・・エンジニア職でのインターンが決まってから「インターネットの教材を勉強して、最後にオリジナルウェブアプリを作ってみて」というとてもざっくりとした課題を渡しました。たくさんの質問がきたり、途中で断念するかと想定していたのですが、「全部終了しました!」の連絡が急に来て…その時はとても驚きました。決して簡単ではない課題だったので、ひとりでやりきれたことにエンジニアとしてのポテンシャルの高さを感じました。
加えて、西片さんは、良い意味でプログラミングを手段だと捉えていると感じます。
プログラミングに苦手意識がある人は、プログラミングをゴールだと思ってしまいがちなんです。TOKIUMでのインターンを始める前から、「自分の考えや想いを海外の人に伝える英語」と「自分の考えた仕組みをコンピューターに伝えるプログラミング言語」は、全く違うようでいて役割が似通っていて面白い、という話をしていました。
大学で学んできた英語を比較例に出しながら、プログラミング言語を良い意味でツールとして捉えるセンスを初期の段階から既に獲得していたことから、非常にポテンシャルが高いと感じました。
小口さん:
西片さんの自走力は本当に凄いですよね。タスクをやりきる気持ちも付随していて、より強みとして発揮されているのだと思います。そもそも文系学部という他分野からエンジニアに興味を持って挑戦している時点で相当な自走力があると思います。
仕事の中には泥臭い仕事も勿論あるのですが、西片さんは、タスクを丸投げしても色々と調査をして、解決まで粘り強く頑張ってくれます。
実際に、エントリーシステムのログイン画面の実装も自ら手を上げて形にしてくださいました。依頼されて修正するのではなく、自分からこうした方がいいと考えを持ち、それを表明できるのは、西片さんが「より便利なものを作りたい」というエンジニアとしてのマインドセットを持ち合わせている証拠だと思います。
また、その際に分からない点や明確にしておくべき点が出てくると、依頼の本質を掴むために、タスクを依頼した大元の他部署の方にコミュニケーションを取りに行くんです。相手に尋ねる時に要点を絞って端的に伝える言語化能力も非常に高いと感じました。自分でキャッチアップして学んでいこうとする姿勢があるからこそ、どんどん成長していくのだと思います。
文系学部という点では、西片さんが大学で学んだこともとても活きていますね。エンジニアが情報収集をする際には英語の文書に触れることも少なくありません。そこに苦手意識をもつエンジニアも多いんです。その中で、英語を読むことに抵抗がないことも西片さんの強みの一つですね。
TOKIUMに関心を持ってくださっている方へのメッセージをお願いします!
西片さん:
TOKIUMは、内定者としてもインターン生としても、自分のスキルの成長と事業や会社の成長が連動していると強く感じられる会社だと思います。
チームの皆さんがエンジニアの経験がなかった私の意見も真剣に聞いてくださり、それが実際のプロジェクトに反映される等、TOKIUMは、エンジニア未経験者でも、自分の努力がプロダクトの進化、ひいては会社の成長につながっているという刺激と喜びを感じることができる場所です。そして、その過程で自然とエンジニアとしての技術も身につけることができます。
自分の成長と会社の成長を同時に感じられる環境を選ぶことは長期的なキャリアの満足度にも繋がっていると思います。エンジニアを目指して就職活動中の皆さんは、技術的なスキルがマッチするかどうかだけでなく、働く環境という点も重視してみてください。
小口さん:
TOKIUMでは自走力があればなんでもできます。悩んだら手を動かすことが一番です!未経験者だから経験が浅くなってしまうのは何の問題もなく仕方がないことです。自走力がないと何も始まりません。エンジニア未経験の方も、興味を持ったら自ら動いて形にしてみるということを自発的に挑戦してみてください。
坂上さん:
現在、生成AIの発展により、プログラミングを学ぶハードルは大幅に下がっています。その中で、今後エンジニアに求められる力は、単純な知識や経験のみではなく、チームのリーダーとして引っ張る力、事業に対してコミットする力だと思います。
プログラミングは手段なので、知識量ではなく、自分に必要な知識として学びに行く力があれば未経験でも全く問題ありません。
また、自分のアイデアと実行力があれば何でもできるのがソフトウェアの世界だと思います。プログラミングでものを作るのはとても楽しいです。
TOKIUMの事業に共感し、自分が作ったもので世の中に貢献したいと感じる方は、ぜひお話ししましょう!たくさんエンジニアの楽しさをお伝えします!