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「就活はしなくてもいいかな。」かつてそう思った彼がTOKIUMで新人賞をとれたワケ

今回は、インサイドセールス部で個人営業成績200%を達成し、新人賞に選ばれた和田素春さんにインタビューしました!
「新人賞を受賞するまでにぶつかった壁」「新卒1年目から活躍するための仕事への意識」を詳しく聞きました。
「大学2年生にはNSC(吉本総合芸能学院)とダブルスクール」「1年休学してフリーランス」と一風変わった経歴が特徴。就職そのものに悩んでいる方にもぜひ読んでいただきたい記事です!!

■プロフィール:和田 素春(わだもとはる)
大阪府東大阪市出身。
2018年に関西大学に入学後、2年時には、NSC(吉本総合芸能学院)に入学し、1年間ダブルスクールをこなし、構成作家コースを卒業。2021年に大学を1年間休学し、業務委託の動画編集や、ライターの業務などフリーランスを経験。大学卒業と同時に23卒としてTOKIUMに新卒入社。尊敬する人は、竹原ピストル。

吉本入学、大学休学、フリーランスでYouTubeライターとやりたいことに振り切った学生時代

ー学生時代、NSCの構成作家コースで勉強されていたって本当ですか?

はい。本当ですよ!

大学二年生の時、NSC(吉本総合芸能学院)に入学し、平日は大学、土日にはNSCというように大学とNSCのダブルスクールをしていました。

ーとても多忙な生活ですね!そもそも、なぜNSCに入学しようと思ったんですか?

二年生の時は大学の授業もちゃんと単位取っていたので忙しくしていましたね(笑)

実は、友人からの「構成作家向いてるんじゃない?」の一言がきっかけなんですよね。
大学一年生の2月頃、突然そう言われて。

当時、構成作家について殆ど知らなかったんですけど、「構成作家」という響きに興味を持って、その仕事を調べてみたら「なんか自分に向いてそう、好きそうやな」とシンパシーを感じて。

その時見つけたのが、NSCの構成作家コースでした。

根っからのお笑い好きだったわけではないのですが、「構成作家についてもっと知ってみたい」感覚。

昔から人一倍強く持っている「面白い人に会いたい」という価値観の2つから、直感と好奇心で、突き進んでみようと決めました。
迷うことなく入学願書を出したのを覚えています。

(親に話したのは、出願した後でした。事後報告だったのに「向いてるやん!!いいやーん!」と言ってくれました。やりたいことをいつも応援してくれるありがたい両親です笑)

ーNSCで一年間学んだあと、大学を休学したとお聞きしました。大学三年生にならずに、「休学」を選んだのはなぜですか。

就職しなくても生きていける道を作っておこうと思ったんです。

働いて、自分でお金を稼げるようなスキルを身に着ける期間にしたかったので、手段として「休学使えるやん!」と思いました。

「休学」に対してマイナスなイメージは持っていなかったですね。

ー休学中はどんな事をされていたんですか?

構成作家としてNSC時代に学んだ「どんなコンテンツが相手の琴線に触れるかを考えるプロセス」を活かして、YouTubeのシナリオライターを始めたんです。

月20本くらいの台本を書くために、週6で9時から17時くらいまで仕事をしていたので、かなり社会人に近い生活をしていたと思います。

再生数を上げる為に、どのような話の構成にしたら見る人を惹きつけられるか、どのようなサムネがクリックしてもらえるかを考え尽くしていましたね。

ーNSCと、フリーランス時代、共通して今の仕事に繋がっていることはありますか?

「どんなコンテンツが人に刺さるか」を考える際には、「センス」と「論理的なフォーマット」の2つが重要だということを学生時代に学んだのですが、特に論理的なフォーマットについての考え方はビジネスの場でも活きているかもしれません!

NSC時代、お師匠さんに「芸人はセンスがあればいい。でも作家はフォーマットで見るのが大事。計算をして人の感情を動かさないといけない。」と言われたんですよね。

開始何秒で最初にウケるポイントを作ろうとか、こういう動きがこの層にはウケるみたいなことを研究し、共通項を見つけて、フォーマットにしていました。

人に面白いと感じさせたり、魅了させたりするためには、センスや感覚も非常に大事なのは皆さんの想像の通りの世界でした。そこには人を瞬間的に強く惹きつける力があると思っています。

しかし、それだけではなく、論理的なプロセスを踏むことで、より対象になる人の心に残り続けるコンテンツを作ることが可能になるということに気付いたんです。


「就活はしなくてもいいか。」そんな彼の入社の決め手は代表の黒﨑!?

ー次は、就活を始めてからTOKIUMに決めるまでを教えて下さい!

実は本格的な就活はしていないんです。

同期が3年生になるタイミングの夏に、キミスカやオファーボックスに登録したくらいです。

お声をいただいた企業に対して、興味があったら話を聞きに行くことはあったものの、特に他のことは全くしていませんでした。

「今は自分で働いて生活出来てるし、別に就活せんでええか!」みたいな(笑)。

ー就活をしなくても良いと思いながらも、登録はしたんですね…!(笑)どうしてなんですか?

ここは真面目な理由もあって(笑)

自分の中に貯まったノウハウを、他の人と共有してみたい、他の人からも取り入れたいとは元々思っていたんです。

休学中にやっていたYouTubeの台本を作る作業は、完全に一人だったので、新しく発見できることに限りが出てくるんですね。

同じことを個人でやるよりも、会社に入った方が他の人とお互いの知識の交流ができそうと思い始め、「選択肢として、就活もしてみようかな。」と思い立ちました。

興味があることにはまずは手を出してみる、この性格が、TOKIUMで働くことに最後繋がってるんですよね。

ー最終的にTOKIUMに決めた理由は何ですか?

就職先として、TOKIUMはこれまで蓄えた自分のノウハウや、仕事の進め方が役立ちそうと思ったんですよね。

マーケティングや営業の場面で、構成作家のエッセンスが活かせる期待があったことに加え、経理向けのバックオフィスSaaSという「簡単に伝わりにくい領域」だからこそ、逆にこれまでの自分の武器が差別化されて、活かせるイメージが持てました。

でもここだけの話、面接でお話したときに見えた黒﨑さんの人柄とその時のやり取りも大きな決め手でして。

黒﨑さんとの最終面接の際、私がフリーランスで働いていたこともあって、「当時どういった数字を目標にどんな手順で進めていたか」について、やり取りがあったんですよね。

偉そうにも私から「フェルミ推定ぽい回答でいいですかね?」と聞いたら、黒﨑さんから「そうそう~!!フェルミっちゃってください~~!!」って笑いながら言われて(笑)。

他の会社の面接にはなかった、ましてや代表の最終面接の場で起きたフラットなやりとりに驚きました。
その時、黒﨑さんから出るオーラやその話し方から全社の雰囲気がなんとなく想像できたんですよね。

この会社には、代表の人柄に惹かれ、考えに共感した人がたくさん集まっているんだろうなと思いました。

当時を振り返ると、「黒﨑さんと面接していなかったら、TOKIUMを選んでいなかっただろうな。」とさえ思います。


「個人作業」と「他の人と働く環境」のギャップ

ー入社してからは壁にぶつかった時期があったと聞きました。

新卒社員の中だったら、僕が一番怒られている自信があります(苦笑)。

今まで一人でできる仕事ばかりしてきてしまったので、「これくらい大丈夫だろ」と勝手に進めてしまうことが、他の人よりも明らかに多くて、何度も注意されました。

隣の部署や他の人に影響が及んでしまうことに対しての想像力が、当時は乏しかったんですね。

当時の僕は、他の新卒社員が当たり前にできているようなことができていなかったので、先輩方にとって頭を抱えるような厄介な新人だったと思います。

そんな僕でも、1から根気強くサポートしてくれた先輩方には感謝しかありません。

一つ一つの判断に至る背景だったり、その先に起こりえるリスクなどを、ちゃんと僕が理解するまで向き合ってくれたんです。

今当時の自分を客観的に振り返ることができるのは、「周りの支え」があったからこそですし、TOKIUMが「頭ごなしにNGだけを出すような組織じゃなかった」ことが大きかったと思います。

ーはじめは、組織で働くこと「自体」に悩んだんですね。その認識が変わる大きなきっかけはありましたか?

「自分とは違う視点を持っている人が、向き合ってフィードバックをしてくれることの重要性」に気づけたことがきっかけです。

入社するまでは、ずっと一人で作業をしてきていたので、自分が良いと思ったらそれで完成という環境でした。

しかし、組織で働き始めて、自分では気づかなかった部分に対して、他の人からアドバイス、時には指摘を受けることが日常的になりました。

自分とは違う人の視点やフィードバックを、当たり前に必要なもの、成果を最大化するためには、「かけがいがないもの」と捉えるようになったのが大きな変化でした。

とはいえ、一人作業の時に比べて、すべてが自分の思い通りに行くわけではない分、やはりフィードバックに対する反骨精神を覚えた時期があったのは事実です(笑)。

今思えば生意気でしょうがないですが、「なにくそ!!フィードバックを貰った部分は全部カイゼンして、結果を出すことで見返してやろう!」という気持ちを原動力に、目の前の業務に全力を注いだからこそ、今の組織のありがたさに気付けたのかな、と振り返っています。


達成率5か月連続120%超えで新人賞を受賞

新人賞受賞時、ビジネス本部長の松原さんと

ー改めて新人賞受賞おめでとうございます!!インサイドセールス部での達成率5か月連続120%超えの実績を残されたんですよね!今の気持ちを聞かせてください。

「新人賞、取れたらかっこいいな」という憧れはあったので、シンプルにめちゃくちゃうれしかったですね!

TOKIUMの新人賞のユニークなところは、業績達成率だけではなくて、全社員の匿名投票のあと、役職者以上で中身を見て、決めていくスタイルにあります。

社内の同期の中でも、目立つことをたくさんやってきた自信はあったので、自分が選ばれたらいいなという思いはありました(笑)。

自分は人前に出るのが好きということと、新しいことをやってみたいという好奇心が強かったことから、社外のイベントの企画をしたり、部長に読んだ本の感想を送ったりしていたんです。

なにかするたびに「こんなことしましたよ」と社内へ情報共有するようにしていたので、業務外のことにも積極的に取り組んでいたとコメントをいただき評価してもらえました。

そのような積極的な情報共有をはじめとして、自分の活動が色々なところに広まったことで、社内での自分の存在感が高まっていったのかなと思っています。

情報共有は自分が好きでやっていたことだったんですけど、それがいい方向に働いて今回の受賞につながったと思うので、結果的に自分のやっていたことは間違っていなかったんだなと思いました。

ー何がインサイドセールス部としての成果につながったとお考えですか。

どの順番で話せば相手は電話を切らないのか?を考えながら架電をするようにしていました。

サービスの説明するにも、「TOKIUMインボイスとはこうでこうで~」と、続けるのではなく、「これを使ってもらうと、請求書が一切御社に届かなくなります。」とだけをまず伝えることで、頭の中に「?」を浮かべてもらうんです。

このようにして、電話ではお互いの顔が見えないからこそ、お客様に興味をもってもらい、聞いてもらう体制が整ってから説明するよう工夫していました。

他社と比べたときに自社製品がどのような特徴があるか、喩えを使った説明もよくしてましたね。

「お掃除でいうと、TOKIUMのサービスは、ロボット掃除機ではとり切れない、隅にあったり高いところにあったりする埃も人の手を使うことで全部キレイに出来るものなんですよ!」とか。

システムだけでは解決できない部分を人力でカバーして解決しているというTOKIUMならではの特徴を、どうやったらより伝わりやすく、興味も持って貰えるか実験を繰り返していました。

機械的に話すのではなくて、目の前の方をどうやったら惹きつけることができるのかを意識していたことが、高い成果につながったのではないかと思っています。

お客様が「(ん?気になるな?)」というリアクションをしているのが想像出来た時には、構成作家をやっていた時の自分の狙いがハマった感覚が蘇り、やりがいを感じていました!


社会人であっても自由に挑戦できる環境はある

TOKIUMフットサル部での一枚

ー現在は、かねてから希望していたマーケティング部に異動したとのことですが、今後の抱負を教えてください。

以前まで所属していたインサイドセールス部で培った顧客の一次情報の蓄積があるので、現在はそれを武器に、部全体に顧客情報を共有していく役割を担っています。

マーケティング部では、一口にマーケティングといっても領域が細かく分かれています。

イベントや、広告、PRなどでそれぞれの分野に専門家がいるイメージです。今後の目標としては、自分が蓄積してきた情報を活かして「一番だ!」と自信を持って言えるような領域を持ちたいと思っています。

3か月以内に、、、!自分ならいけると思います。

ー悩める就活生に向けて一言お願いします。

社会人であっても、「自由に挑戦できる環境がある」ことを伝えたいです。

昔の僕は、「社会人はルールに縛られ、やりたいことが押しつぶされてしまいそう」というイメージを持っていました。

しかし、今は違います。TOKIUMに入って、いろんなことに挑戦させてもらい、失敗しても認められる環境に出会ったことで、よりよいものを作ろうと挑戦できる環境があることが分かりました。

もちろん挑戦していく中でぶつかる壁を乗り越えていく必要はありますが、やりたいことができないという感覚は全くありません。

学生時代には自分のやりたいことに振り切り、まともな就活をしてきませんでしたが、TOKIUMはこんな僕でも受け入れてくれました。

今は、TOKIUMの挑戦できる環境と支えてくれる先輩のおかげで、過去の経験は無駄ではなかったのだと自信を持って言えます。

なので、意外と「社会人は楽しいぞ」ということを今悩んでいる就活生と昔の自分に伝えたいですね。

ーありがとうございました!


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