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12年間目指した夢を切り替え、スタートアップに飛び込むまで~挑戦を追い求める、その思いに迫る~

今回インタビューに応じてくださったのは、2024年4月にTOKIUMに新卒入社し、ビジネス組織開発部の新卒採用チームで活躍する二宮明士さんです。幼少期からの夢だった教員を目指し、学生時代に教員免許を取得するも、自分の成長を追い求めてTOKIUMへの就職を決めた二宮さん。「教員志望をやめ就活に踏み切ったきっかけ」、「TOKIUMへの入社の決め手」、「今後の抱負」を聞きました。
職業、職種に縛られずに、自分の価値観に沿う選択を行った背景に迫った内容となっていますので、教員志望だが就職にも興味がある人のみならず、就活を通じて将来設計を行うにあたり壁にぶつかりもやもやしている人にもぜひ読んでいただきたい記事です!


新しいことに挑戦する学生時代
「とりあえずやってみる」が自分を前進させる

ー本日はよろしくお願いします!
高校時代に所属していた部活が自身の価値感を作ったとお伺いしました。具体的に教えてもらえますか?

高校時代に熱中したことは、初心者で挑戦したバレーボール部での活動です。バレーボールは6人制の競技ですが、私が入学したての頃は先輩部員が4人しか所属しておらず、1チームも作ることができないという状況でした。その状況を目の当たりにし、私はむしろ「自分の手でチームを作り上げていくことができる環境」に心が踊り、未経験ながら挑戦することを決めました。しかし、蓋を開けてみると、同期には経験者を含む8名が入部し、未経験であった私はしばらく試合には出られない期間が続きました。どうにかして試合に出たかったので、守備専門のポジションである「リベロ」が不在であることに目をつけ、「試合に出るためにはこのポジションを極めるしかない」と考えました。技術の面で自分は他の人には勝てないと思っていたので、誰よりも早くきて、自主練習を行うといったような自分にできる小さな努力を積み重ねていきました。その努力が実って、無事に出場機会を手にすることができました。ここで、自分は新しいことに挑戦することに楽しさを覚えるのだと気付き、未経験でも結果を出すために自分なりに考えて努力する大切さを学びました。

ー新しい挑戦を通じて学んだことも多かったのですね。大学時代はどんなことに熱中されたんですか?

大学入学と共にコロナが流行り始め、そもそも家から出られない状態だったため、あまりこれといった活動ができませんでした。1年生が終わるときには、無駄な時間を過ごしてしまったという後悔の気持ちがあって、外部要因ではありますが、「新しいことに挑戦をしていないと、自分は後悔する」という価値観をより強く認識した1年間だったとも思います。

ー最初の1年はコロナであまり活動できなかったのですね。コロナもあって仕方ない部分があったと思いますが、2年生以降はどんな活動に取り組まれましたか。

失われた時間を取り戻すべく、2年生では多くの人とつながることができるコミュニティを自ら作りました。ボディビル大会の主催、ソサイチ部の創設、学校ボランティアへの参加など自分が今までやったことがないことを「とりあえずやってみる」ことを意識していました。この時の経験から、私は新しいことに挑戦することに向いているのだと再認識しました。

ー教員を目指して横浜国立大学の教育学部に入学されたとお伺いしました。どうして教員になりたかったのですか?

小学2年生の担任の教員の存在が大きく影響しています。当時の担任の教員にとても良くしてもらった経験があり、私も恩師のような生徒に良い影響を与えられる存在になりたいと考え、教員を目指すようになりました。その後、中学校の教員にも憧れを抱くようになったので、両方の免許を取得できる横浜国立大学教育学部に進学しました。


教員の道からスタートアップ企業へ
自分の世界を広げてくれたのは就活

ー一度は教員の道を目指していたと思いますが、教員志望をやめたきっかけやそのときの思いを教えてください。

コロナの後、色々なことに挑戦していく過程で、徐々に教員志望ではない人とも接点が増えるようになりました。そこで他の選択肢を知り始めたというのがきっかけです。また、教育実習で覚えた違和感が教員志望をやめることにつながったと思います。

ー教育実習で覚えた違和感ですか。ぜひ詳しく教えてください。

大学時代、新しいことへの挑戦を通して成長を実感していました。そんな中で参加した教育実習では、自分自身が前に進む感覚をあまり感じ取れなかったんです。教員という業務の性質上、数字のような明確な目標をもって仕事をするわけではないので、私自身がどれくらい成長したかの度合いを図りづらかったのだと思います。私の価値観としては、子供たちの成長をサポートする以上に、自分の実力を身に付ける必要があると思うようになり、明確な目標を掲げてその目標達成に向けて挑戦するといった環境のほうが向いているのではと考えるようになりました

ー昔からの憧れだった先生を諦め、就活に踏み切れたきっかけは何ですか?

中学校の教育実習時に出会った、学年が一つ上の実習生から「就活はしたほうがいいよ」と言われたんです。それまでは、教員への憧れが強かったので、就職する選択肢は全く考えていませんでしたが、「世の中にどんな企業があるかを把握するだけでも、自分の世界観が広がるため、教育を行う上で損は絶対ないから」と背中を押されました。教員をやるやらないにかかわらず、「確かに将来役に立ちそうだし損はないな」と思いましたし、ここでも「やったことないことをとりあえずやってみる」のが自分らしさだと考え、就活を開始しました。

ー実際に就活をしてみてどうでしたか。

案の定、自分がいかに外の世界を知らなかったかという事実を思い知らされました。小さい頃から教員にしか興味を持っていなかったこともあり、世の中の企業や仕事をあまり分かっていませんでした。でも、面白い事業を展開している企業や壮大なビジョンを掲げる企業など、就活を開始してすぐに世の中にはワクワクする企業がたくさんあるのだと気付きました。就活開始前は教員になるうえでの情報収集くらいの気持ちでしたが、企業を研究するうちに就職への思いが強くなりました
正直、今もいつかは教員になりたいという思いもあります。ただ、あらゆる経験を経てから教員になっても遅くはないと思い、就職することを決意しました。


TOKIUMに入社した決め手は「人」
オープンな場でたくさんの人に出会い、人柄、会社の色が見えた

ー就職活動で会社を選ぶとき、何を意識していましたか。

「色々な人に会う」ことをとても意識していました。私が尊敬する人は「目標に向かってとことん頑張れる人」なので、そんな人と働けるかを確かめるようにしていました。できるだけ偏りのない公平な話を聞くために、人事担当者や面接官だけでなく、現場社員やイベントなどを通して出会う社員などとも交流し、それぞれの企業でどんな考えを持つ人が多いのかを自分の目で判断していました。

ーフラットな場で色々な人と話したのですね。どんな気づきがありましたか。

企業を選ぶうえで、従業員が多い大企業だと、目の前で関わる人事の人柄は分かるけれど、会社全体の色やカルチャーが分かりにくいと感じました。従業員が多ければ多いほど、事業所や部署によって人物像やカルチャーが異なることが分かり、運の要素が強いなと思いました。大企業の場合、就活をする中では、社員数千人のうちの多くても十数名としか会わないため、入社後の配属先が実は異なった価値観を有している人たちの部署だった、という可能性も大いにあり得ます。

ーそんな中、TOKIUMの内定を獲得し、会社の文化や業務内容をより詳細に知るためにインターンに参加したと伺いました。インターンをする中で感じたTOKIUMの魅力と入社の決め手を教えてください。

採用チームのインターンを行う中で、代表の黒﨑さん、各部の部長やリーダーなど、あらゆる社員とお話しする機会がありました。仕事への姿勢や今後の目標等、カジュアルにお話しする中で、TOKIUMはメンバー全員が仕事に対して前向きで会社の目指すべきビジョンを理解し、その実現に向けて志高く活動している印象を抱きました。会社として大事にする価値観を浸透させるために、バリューワークショップや締め会などの取り組みを積極的に実施している点も魅力でした。そんな組織風土であるからこそ、TOKIUMにはビジョンやカルチャーに共感する人たちが集まっているのだと理解しました。この会社であれば、高いモチベーションを持った状態で挑戦し続けることができそうだと思い、入社を決めました。

ー就活の軸である「人」が最も合致するのはTOKIUMだったんですね。TOKIUMの仕事内容も魅力の一つとお伺いしました。詳しく教えていただけますか?

TOKIUMではインターン生にもかなり自由度の高い業務を任せてもらえました。教育実習や大手企業の会社説明会を通じて、仕事とは既に決まった枠組みのなかで進めていくイメージを持っていましたが、TOKIUMでは正解や枠組みがないことに挑戦する機会が多く、インターン生であっても裁量の大きい仕事を任せてもらえました。誰も経験したことない未知の領域を任されるため、社内に正解を持った人がおらず、どうすれば最大の成果を出せるかを調べ、考える機会ばかりでした。ただ、その責任の大きさと比例して自分も大きく成長している実感を持ちました。新しいことへの挑戦が好きな私にとって、TOKIUMの自由度の高い業務は自身の価値観にも合っていると感じました。


TOKIUMで「常に挑戦し続けたい」
「本当にやりたいことはなにか」がキャリア選択のカギ

ー今後のTOKIUMでの抱負を教えてください。

常に新しい挑戦を続けることです。組織で働くことを考えたときに、「自分が何をやりたいか」というのももちろん重要ですが、最初はその組織の成長のために与えられたことを全力でやりきるといった気持ちがより重要だと考えています。自分の理想像は「置かれたところで咲く」、すなわち、どのような環境でも活躍できる人になりたいので、会社に求められたことに全力で取り組み、新たな境地へ歩み続けたいです。

ー教員や公務員志望の人の中にはスタートアップ企業への就職も考え、迷っている人がいると思います。そのような就活をする皆さんに向けてメッセージをお願いします。

一番にお勧めしたいのは、「外の世界を見てみる」ことです。就職活動はその最たる例ですが、就職活動は教員を目指す上でもいい経験となりますし、将来のために知っておいて損はないと思います。
また、「自分が本当にやりたいことは何か」というのはぜひ考えてほしいです。私は幼少期の頃の憧れから「教員になる」ことしか考えておらず、教員を目指していた理由と目的がふわっとしていました。幸い、教育実習の経験や他の実習生のアドバイスをきっかけに「本当にやりたいことは何か」を考えるようになりました。幼少期の夢を貫くこと自体はとても素敵なことですが、自分自身の考えは、多様な経験とともにアップデートされていくものです。私は自分自身と改めて向き合い納得感を得たうえでキャリアを選択したため、一切の後悔なく、前に進み続けることができています。ぜひ今一度「本当にやりたいことは一体何か」を深く考えていただきたいです!


TOKIUMは新卒採用を強化しています!

TOKIUMは「豊かな未来の創出」に共感する仲間を募集しています!TOKIUMはこれまでに累計約50名が新卒入社し、現在も新卒採用を強化しています。部長や課長といったマネジメントや新規事業の立案等を行うなど、年齢に関わらず若手から拡大フェーズを支える組織創りに携わることができます。
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