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"変革の舵を取る:開発部長とともに紡ぐTOKIUMの未来像"

今回はTOKIUMプロダクト本部開発部の部長を務める西本貴さんにインタビューしました。ゲーム会社を経て、当時20人程度のTOKIUMに入社した背景、TOKIUMで培ったエンジニア経験、そして部長としての今後のビジョン等についてお話しいただきました。


大学時代をともに過ごした同志と”ユーザーにより近い距離でたくさんの価値を届けたい”

ーTOKIUMに入社する前のキャリアについて教えてください。

筑波大学情報学群を卒業後、大手ゲーム会社に就職し、Unityを用いたWebブラウザゲームやスマホゲーム(いわゆるソシャゲ)の開発等に従事しました。
もともと私は幼少期からゲームに関心があり、大学では独学やアルバイト等でゲーム制作に没頭する日々を過ごしておりました。例えば、スマホアプリを作って実際にリリースしたり、学祭向けのゲームを制作したり、とにかく大学時代はゲームの制作に時間を費やし、就職先もゲーム会社を選びました。
そのゲーム会社に3年ほど勤めた後、代表の黒﨑さんからお誘いを受け、2018年にTOKIUMへの入社を決めました。

ーTOKIUMとの出会いを教えてもらえますか。

実は、私と代表の黒﨑さんやCTOの西平さんは同じ筑波大学情報学群の同級生で、彼らが大学在学中にTOKIUMを起業していることは知っていました。大学時代の寮のルームメイトがCTOの西平さんだったため、みんなで食事に行くなど、当時から仲が良かったです。TOKIUMの創業期に起こった出来事など、TOKIUMに参画する以前から色んなお話を聞いていました。

ーなぜTOKIUMへの入社を決められましたか?

黒﨑さんや西平さんを含めたみんなが「時間のインフラ」を目指し、もがきつつも、志高く事業や組織を創っている様子を単純に楽しそうだなと思い、私も世の中にインパクトを与える事業を彼らとともに創りたいと考えたためです。
前職では学生時代の趣味だったゲーム開発に没頭していましたが、ゲームを通じて思うようにユーザーに価値を届けられない歯痒さがありました。その淡々と過ぎる日々に違和感を覚え始め、「このままだとこの会社で見える景色通りにしか成長できないかもしれない」と、もどかしさを感じていました。
そんな中、黒﨑さんや西平さんとは、就職後も定期的に連絡を取っていました。食事に行くことも多くその都度、軽くTOKIUMへのお誘いを受けていました。最初はゲーム開発を続けたかったため転職する意向はあまりなかったのですが、話を重ねていくうちに彼らの掲げる「無駄な時間を減らし、豊かな時間を創る」というビジョンに共感するようになり、何よりエンジニアとしてより近い距離でたくさんの価値をユーザーに届けたい、と考えるようになりました。
その後、彼らとともに事業を創ってみたいという思いが高まり、ゲーム会社を退職し、TOKIUMへの入社を決めました。

志の高い仲間がいたからこそ実現した
“TOKIUMインボイスの立上げ”

ー実際に入社して感じた率直な感想を教えてください。

私は学生時代からずっとゲームの開発に携わっていたため、TOKIUM入社時点はWebサービスに関して全くの素人でした。加えて経費精算の知見もなかったので、入社直後はエンジニアとして何ができるかを模索するところからのスタートでした。
当時のTOKIUMは20人規模だったこともあり、「The スタートアップ」といったカオスな環境だったので、もちろんOJT制度や十分な開発マニュアルなんてものは存在せず、自分の力でやるしかない状況でした。それでも「自分の力で新しい機能を開発し、それがお客様に還元されていく」、その過程に非常に大きなやりがいを覚えながら活動していました。実際にTOKIUMを利用するお客様を集めて開催したミートアップに参加した際に、お客様から、「すごい楽になりました!」、「TOKIUMを導入したことで業務効率化が実現され、社内表彰されました!」という声を直接頂きました。その声を聞いた瞬間、TOKIUMのエンジニアとして誇りに思うのと同時に、もっと価値を届けたいという大きなモチベーションに繋がりました

ー西本さん自身TOKIUMではどんな活動をされてきたのか教えてください。

振り返ってみれば、TOKIUMではとにかくチャレンジさせてもらいました。入社1年目にはTOKIUM経費精算には欠かせない機能の開発に携わり、2年目でTOKIUM経費精算の根幹となる「領収書原本を預かり、起票された経費データと突合するプラン」を中心メンバーの1人として推進しました。そして3年目では、新規プロダクトであったTOKIUMインボイスの開発リーダーとして事業の立上げを経験しました。
いずれのプロジェクトも平坦な道のりではありませんでした。ときにはプロジェクトのデッドラインを守り抜くために、私を含む一部のメンバーが朝までコーディングに着手したり、市況感から少しでも早くプロダクトを世に出したい気持ちとエンジニアとして内部の品質をしっかり整えたいというジレンマと戦ったりと、常に険しい道のりを歩んできました。
これらの困難を乗り越えられたのも、目標達成に向けて一緒に働く仲間の支えや後押しがあったからだと思います。TOKIUM経費精算の開発もTOKIUMインボイスの立上げも、自分一人では到底実現することはできず、目標に向けてお互い切磋琢磨しあったTOKIUMの仲間がいてこそ成し遂げられたと考えています。

ー新規事業の開発責任者という非常に大きなミッションを達成した西本さん。当時を振り返り、成功に導けた要因を教えてください。

プロジェクトに関わる全員が私を信じていただき、また同じ方向を見ながらプロジェクトを推進できたからこそ「TOKIUMインボイス」を創り上げることができたと思います。
実は入社当初に「TOKIUMインボイス」のベースとなる請求書の処理に関わる「支払依頼」という大きな機能を開発する予定でした。ただ、様々な理由により、その機能の開発が過去2、3回にわたって中断されてしまいましたが、2020年の半ばにコロナ禍でリモートワークが浸透したことにより、紙の請求書の代行受領というニーズが高まったことで、請求書処理のサービスである「TOKIUMインボイス」を正式に立上げることになりました。
前述したジレンマ等と戦いながら開発を進めるため、頭を悩ませることが多かったのですが、TOKIUMインボイスの構想が徐々に形になっていくことや自身が創ったプロダクトを通じて新しい価値を提供するワクワクさを感じていたため、そして、CTOの西平さん含め周りのメンバーが私を信じて支えてくれたため、常に前を向き続けられ、困難を乗り切ることができたと思います。

開発部長として"チームの可能性を最大限引き出す"立場へ

ープレイヤーからマネージャーへ。開発部の部長に着任した当時の心境を教えてください。

TOKIUMインボイスの開発が順調で無事に軌道に乗ってきたタイミングで大きな組織変更がありました。具体的には、元々開発部を率いていたCTOの西平さんが開発部に加えてプロダクト部、オペレーション部から成り立つプロダクト本部の本部長に立場を変えることになり、新たな開発部長として私が選ばれました。西平さんから打診を受けた段階では、現場から離れていくことに少し不安を覚えましたが、同時に大きくなっていく組織の中でより中核部分に関われることの興味も大きかったです。これまではプレイヤーとしてサービスに向き合う日々だったため、自身の関心事としては技術やプロダクト関連が多かったのですが、それらに加えて経営的な視点、組織マネジメント的な視点が養われ、TOKIUMという会社の根幹に携われると考え、新たなチャレンジである部長職を受諾しました。

ー初めて務める部長職に苦労もあったと思いますが、部長として成長した点を教えてください。

部長に就任当初、慣れないマネジメントに翻弄されながら場当たり的な意思決定ばかりで所属するみんなを振り回してしまうことも多かったと思います。「部長に求められること」を自分なりに色々と調べてみましたが、いずれの情報もあまりピンとくるものではなく、TOKIUMの開発部長としてのマネジメント像が見えず、もがいていたことを今でも覚えています。
そんな中、西平さんから紹介していただいたTOKIUMの技術顧問(当時は就任前)との出会いが自分を大きく変えるきっかけになりました。これまでは、技術的な観点で目の前の課題解決を図るコミュニケーションが多く占めていましたが、技術顧問との対話を通じて、長期的な視点を持ってマネジメントに取り組むことの重要性を学びました。ビジョンに基づいて戦略を立て、チームの持続可能な成長を考えるようになるなど、マネージャーを務めるという責任感や心構えが大きく変化したと思います。チーム内での個々の強みを発見し、それを活かす方法についても多くの示唆を受けました。

開発部長として考える未来へのビジョン

定期的に会社の仲間とフットサルをして交流を図っています

ー最後に開発部長としての西本さんの目標を教えてください。

私の目標は、チームが常に新しい挑戦に取り組み、技術の力で価値を提供できるような環境を用意することです。ありがたいことに、導入社数、お客様の企業規模、プロダクトの数など、TOKIUMを取り巻くあらゆるものが私が入社したときよりも大きくなりました。言い換えると、何をするにも影響範囲が大きくなりやすくなり、思うように挑戦できない環境になってきています。
だからこそ、開発部長としてメンバーが新たな技術やアイデアに挑戦しやすい環境を整え、失敗を恐れずに学び続けられるように努めています。具体的には、アジリティ向上を目的とした少人数で構成された開発チーム体制へのシフト、今後のプロダクト展開に向けたシステム設計の見直し、挑戦や成長のための制度の構築、新たな仲間との出会い等、です。
新しい技術やアイデアに挑戦することで、メンバー全員が成長を実感すると同時に、周りの仲間にもポジティブな影響を与えることができると考えています。そしてこれが結果として、TOKIUM全体の成長に繋がると信じています。


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