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未経験からエンジニアに挑戦した新卒社員二人の歩み

本日は新卒でスタートアップのTOKIUMに入社し、未経験ながらエンジニアのキャリアを開拓された西山さんと福田さんにインタビューしました。学生時代にプログラミングを専門領域として学んでいない中、エンジニアとして働くことを決めたお二人。エンジニアとしてのキャリアをスタートする上で、なぜスタートアップのTOKIUMを選んだのか、どんな困難に直面したのか、未経験からどのようにキャッチアップしたのか等、一人前のエンジニアとして成長するまでの過程についてお話しいただきました。


ーまずは、TOKIUMとの出会いと入社理由について教えてください。

西山
私は工学部の出身で、周囲の友人は9割5分が大学院に進学するような環境にいたため、自分自身も漠然と大学院への進学を思い描いていました。しかし、大学3年生の時に挑戦したアメリカ留学をきっかけに、必ずしも大学院進学が自分の人生にとってベストな選択ではないと思うようになりました。将来の選択肢を幅広く考えたいと思っていたところ、大学の友人から2dayインターンの誘いがあり、その会社がTOKIUMでした。実はその友人は、代表の黒﨑さんの弟さんだったんです。
2dayインターンでは、黒﨑さんのプレゼン資料の修正やアウトバウンドコールなど、初めての経験をたくさんさせていただきました。ここであれば知らなかったビジネスの世界にどっぷりつかることが出来そう、ここでしばらく一生懸命頑張ってみるのも面白そうと思うようになり、1年間大学を休学し、システム導入のコンサルタントとしてフルタイムで働きました。大学生のインターンにも関わらず、先輩社員から身の丈以上の仕事を与えてもらったのがとても印象的でした。様々な苦悩はあれどそれ以上の成長を遂げられると思い、当時10人程度だったTOKIUMの入社を決意しました。

福田
就活時に逆求人サイトでTOKIUMから面接確約のスカウトをもらったのが出会いのきっかけです。西山さんや黒﨑さんとの面接を経て、無事に内定をもらい、TOKIUMのインターンを打診してもらいました。業務やカルチャーについて深く知ることができると感じ、私も西山さん同様にTOKIUMのインターンを行うことにしました。
インターン生であっても大きな仕事を任せてもらえるのが印象的でした。例えば、オペレーション部のインターンをしていた際には、設立間もない千葉拠点の立上げに携わりました。オペレーション部とは、テクノロジーだけでは解決できない課題を人の力を活用して解決を図る部署で、領収書や請求書等のデータ化や保管といった紙にまつわる非効率な作業をお客様に代わって実行する、いわば「未来へつながる時を生む」というTOKIUMの志を体現するうえで無くてはならない部署です。私がインターンを開始したばかりの頃、オペレーション業務の向上を目的に、東京に次ぐ第二の拠点として千葉のスキャンセンターが設立されました。オペレーターの方々の採用や設備配置の方法など、東京拠点同様に効率よく領収書のデータ化やスキャンを行える体制を構築していましたが、インターン生の私のアイデアが採用されることも多く、その実現に向けて試行錯誤する、といったことが多々ありました。自分の考えをもとに拠点が創られていくため、その裁量の大きさにやりがいを感じながら働くことができました
また当時オペレーション部を統括していたCTOの西平さんを含め、オペレーション部の方々の人柄が素敵だったのも印象に残っています。インターン生のアイデアであっても良いものはどんどん取り入れようというマインドを持つ方ばかりだったので、「自分もこの人たちと働いてみたい」、「社員として働いても影響力を持って働ける」と考え、入社を決めました。

談笑する福田さん(左)と西山さん(右)

―2023年に新卒入社した福田さん。なぜエンジニアに挑戦しようと思ったのですか??

福田
実は大学4年生の8月に同級生と競技プログラミングに参加するようになりました。競技プログラミングとは、与えられた課題に対してプログラムを作成し、課題を解くまでに要した時間や正解数などを競い合う競技を指します。競技プログラミングを始めた当初はプログラミングを仕事にしようという発想はありませんでしたが、解ける問題が増えていくのがとにかく楽しく、その魅力を知りました。
そんな中、当時新卒採用の責任者だった西山さんからエンジニア職をご提案していただきました。当初はプロダクトマネージャーとして「何を作るか」を考える立場で働きたいと考えていましたが、「何を作るか」を考えるためには、「どう使われているか」と「どう作るか」の二つの視点が必要で、前者ならカスタマーサクセス部、後者なら開発部でそれぞれの視点を得られるというお話をしました。競技プログラミングでプログラミングの楽しさを実感したので、西山さんとも相談し、「どう作るか」を実際に体験してから再度キャリアを考えてもよいのではないかと思うようになり、開発部への配属を希望しました。

西山
福田さんにエンジニア職を提案した背景としては、何度もお話を重ねる中で、福田さんはビジネス職よりもエンジニア職の方がより大きく活躍できると感じました。物事を構造的にとらえたり、抽象度の高い物事を深く考えることが得意だと思っています。そんな思考体力のある福田さんであれば、エンジニアというお仕事はぴったりだと思ったんです。

ーお二人ともほぼ未経験でエンジニアの世界に飛び込まれましたが、最初どんなところに壁や不安を感じましたか?

西山
先輩エンジニアの方の話を理解できないことが多かったです。質問すると余計に分からないことが増えてしまい、調べなおすという繰り返しで、最初の頃はとても苦労しました。知識が足りていないこともあり、結局何が分かっていないのか、自分でも理解できていないこともしばしばでした。一般的なプログラミング知識のみならず、TOKIUMのサービスがどういう仕組みで動いているのかといった構造を把握することが大事なので、もちろん自分で調べるだけでなく、TOKIUMの先輩社員に事細かに確認するようにしました。質問に対しては快く教えてくださる方ばかりで、不明点が分かるまで徹底的に調べ、質問し、徐々にキャッチアップをしていきました。

福田
先輩社員から言われたことを出来るのか、出来ないと迷惑をかけてしまわないかといった不安は常に持っていました。競技プログラミングをきっかけにプログラミングの面白さを覚えたものの、Webアプリの開発とでは全く性質が異なり、初めてコードに触れたときは何がどうやって動いているか全く分かりませんでした。未経験でプログラミング言語やWebアプリの仕組みに関する知識も乏しい中で、そのコードが何を意味するかも分からず、また何を書き足せばよいのかも分からない状態から始まるため、途方に暮れることもありました。
しかし、周りの先輩社員が私を支えてくれました。例えば、開発部長の西本さんが毎週の1on1で成長を支援してくれたり、同じチームの先輩社員がペアプログラミング*の時間を設けて私のコーディングを見てくれたり、自分の実力でも対応できるように難しい課題を小さいタスクに分解してくれたりと、会社として多方面にサポートしてくれました

*2人のエンジニアが1つのプログラムを2人で開発する手法を指す。ペアプログラミングによって上級者の知識やプログラミングのテクニック、問題解決のための考え方などを得られるため、経験の浅いエンジニアの育成につながるメリットがある。

インタビューに答える西山さん

ーTOKIUMのエンジニアとして活動する中で、どんなやりがいを感じましたか?

西山
社内のメンバーやお客さまからの要望を実現できた瞬間にやりがいを感じます。頭の中で考えていた理想が、実際の手元の開発画面で実現されると嬉しいですし、それがリリースされた際の社内やお客様の喜びの反応を見れるととてもやりがいを感じます。TOKIUMをご利用いただくお客様の運用を支援する部署であるカスタマーサクセス部からお客様の喜びの声を教えてもらったときは、エンジニア冥利に尽きると感じました。

福田
全くの未経験からのスタートだったので、配属当初はコードの読み書きすらままならなかったですが、エンジニアとして日々調べ学習することを続けた結果、コードを理解できるようになっていることに成長を覚えます。
また、無駄だと感じていた社内の事務作業の一部を自分が書いたコードの力で自動化できたのもやりがいの一つです。働き始めて数ヶ月の頃、類似のコードを繰り返し書く定常業務に少し退屈していた私は、コード自体を生成するコードを書くことができれば、その定常業務に必要な時間を大幅に削減できるのではないかと考えました。Google App Script と呼ばれる自動化ツールを用いてそのアイデアを形にした結果、それまで0から作り上げていたコードの50%程度を自動生成できるようになり、その分他の業務に時間を当てられるようになりました。自ら書いた自動化プログラムによって、日々コーディングしていたコードがワンクリックで画面に現れたときの興奮は、今でも忘れられません

インタビューに答える福田さん

―これからエンジニアを志す人に向けて、心得ておくべきことを教えてください。

西山:
TOKIUMには福田さんのように未経験からエンジニアとしてのキャリアをスタートし、一人前のエンジニアとして成長した社員がたくさんいます。その一方で、エンジニアとしての仕事は、エラーが発生し、思い通りにコードが動作しないことも日常茶飯事で、うまく行かないことと向き合う時間が仕事の多くを占めます。その分失敗が多い仕事とも言えるかもしれませんが、その困難を乗り越え、自分たちのプロダクトを自分の手で直接より良くしていけることにわくわくできるかが、エンジニアとして成長する大きな要素になると思います。

福田:
西山さんがいう通り、エンジニアは失敗ありきなので、学習の積み重ねが大切です。コードを書くことはパズルを解く感覚に近いです。知識をインプットすると同時に、コードを書くというアウトプットを繰り返すため、最初は頭を抱えることも多いと思います。また、TOKIUMのエンジニアは皆さん優秀な方々ばかりで、そんな環境下で自分がエンジニアとして活躍できるだろうかと不安を感じる瞬間もあるかもしれません。ただ、わからない時はその度に先輩に聞いたり技術書を読んで周辺知識をインプットしていけば、確実に技術力がついていき、気付いたときにはそれまで読めなかったコードが読め、作れなかった機能が作れるようになっていきます。最初は自分の無知を受け入れながらとにかくたくさん知識をインプットし、一人前のエンジニアになる下地を作ってほしいと思います。

ー最後に、ファーストキャリアでTOKIUMを選ぶ魅力について教えてください!

西山
TOKIUMでは、学習を通してどんどんと自己成長していくことが求められています。年齢や経験に関係なく、初めての取り組みにも積極的に関わるチャンスが溢れています。挑戦や失敗から学び、次にどんどんと活かしていくことで、新しい事業やプロダクトを形にしてきました。私の場合、今のTOKIUM経費精算の根幹である「紙の領収書原本を当社で受領し、代行で保管する」といったペーパーレスプランの開発に1年目から関わりました。こういう機能があったら良いよね、ここまで作れたら最高ですよね、などより良いプロダクトにするために自分の考えを共有し、実現していきました。エンジニアとしてオーナーシップをもって開発に取り組める環境が整っており、時にビジネスが大きく動く瞬間に立ち会える点は魅力だと思います。これは言われたことをただただ作るエンジニアとは大きく異なりますね。

福田
TOKIUMはプロダクトが拡大中です。そのためお客様が本当に必要とする機能に絞って開発を行い、少しでも早くより多くのお客様に価値提供したいと考えています。大手企業のプロダクトを開発する場合、エンジニアの人材が豊富な分、優先度が低い機能の開発にアサインされる可能性も高く、自分が着手している機能開発がどれほどお客様の役に立っているのか見えないこともあるかと思います。エンジニアとして活動するのであれば、せっかくなら必要とされている機能の開発に携われたほうが良いです。自分が頑張って開発した機能によってお客様の無駄な時間を減らすことに成功し、その先の更なる事業の成長をもたらす、そんな自分のみならず組織の成長も実現する手触り感に溢れる仕事に早期に携われる点こそが、TOKIUMの大きな魅力であると感じます。

エンジニア福田さんの業務風景

TOKIUMは新卒採用を強化しています!

TOKIUMは「豊かな未来の創出」に共感する仲間を募集しています!TOKIUMはこれまでに累計約50名が新卒入社し、現在も新卒採用を強化しています。部長や課長といったマネジメントのほか、新規事業の立案ポジションやリードエンジニア等を担うなど、年齢に関わらず若手から拡大フェーズを支える組織創りに携わることができます。
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