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【新卒3年目から新規事業立ち上げ!】入社当時→営業部での活躍→念願の新規事業までを赤裸々に語る

<プロフィール>
兵庫県出身。2020年に関西学院大学を卒業後、株式会社TOKIUMへ新卒入社。営業部で約3年プロダクトの営業を行い、努力の末に社内で「営業のエース」と呼ばれる存在に。その後社長室(現プラットフォーム戦略室)に異動し新規事業の立ち上げに携わり、2024年6月3日に「TOKIUM契約管理」をリリース。趣味は読書とスノーボード。

インターンシップで実感した”若手の裁量”が、TOKIUMへ入社した理由

ーはじめに、学生時代の活動を教えてください。

中学・高校の6年間は、ずっとバスケットボールをやっていました。私は4人兄弟の末っ子なのですが、兄達3人がサッカーをしているなかで「兄弟とは違うことをしたい」と思い、あえて別のスポーツに取り組みました。大学時代に力を入れて学んだことは、会計学です。今後社会人として働くことを考えると、社会のルールを理解していた方が働く上で有利だろうと思い、当時”社会のルール”として考えていた「法律」と「会計(ビジネス界のルール)」の中から会計を選び、これが学べる商学部に進学しました。その後、会計をマスターするために公認会計士を目指すことを決め、資格を取るための勉強も行いました。

ただ、学ぶうちに自分の興味とは違うなと感じ、力を注ぐ場を長期インターンシップにシフトしました。人材系のスタートアップで社長と社員2人という小さな組織の中で働いていたので、インターン生ながらオペレーション(※業務目標を達成するために、運営の手順を決めて実行すること)を回すなど、裁量を持って働いていました。

ーバスケットボールや長期インターンシップなど、活動的に過ごされていたのですね。就職活動は、いつ頃から始められましたか?

3年生の4月頃からです。始めた頃は、外資コンサルや大手の不動産会社などを見ていました。ただ、インターンや説明会に参加する中で、自分がこれらの環境で働いているイメージが湧かず。長期インターンシップで大手ではなかなか若手が携われないような仕事を経験していたこともあり、大手よりも規模の小さな企業で裁量を持って働きたいという思いが強くなりました。ベンチャー企業は多くの人がする選択ではないという点も、幼少期から「周りの人と違うことをしたい」と考えていた自分にとっては魅力的でした。

また長期インターンシップで学生起業をした社長と一緒に働く中で、「自分も事業を立ち上げて世の中に価値を届けたい」という思いが芽生えたことも、ベンチャー企業に舵を切った理由の一つです。彼が仕事に熱意を注ぎ続ける姿勢を間近で見たり、起業当時に苦労したことや嬉しさで心が震えた出来事などの話を聞く中で自分も事業を立ち上げたいという気持ちが大きくなり、新規事業に携われる可能性が高いベンチャー企業を志望しました。

ーベンチャー企業を志望する中で、TOKIUMにはどのように出会いましたか?

最初の出会いは、逆求人サイトを通じてのスカウトです。これがきっかけで2日間のインターンシップに参加しました。参加する中で、そのインターンシップの題材となった新規事業の事業部長が、新卒2年目の方だと知って「まさに自分のやりたいことを実現している方だ」と思いました。当時から私は、”裁量の大きさ”と”新規事業の立ち上げに携われること”を重視しており、TOKIUMのベンチャー企業らしいこの若手抜擢の文化に惹かれたことを覚えています。

他にも、例えば採用資料の構成をインターン生が考えていることなどを知り、結果を出せば年齢関係なく任せてもらえる会社なのだと強く感じました。この2日間のインターンシップを通して、TOKIUMの志望度が大きく上がったことを覚えています。

ーインターンへの参加によって志望度が上がっていったのですね。最終的に、どのような理由で入社を決めましたか?

インターンシップで実感した裁量の大きさと、若手から新規事業に携わっている社員の方がいるという事実に惹かれたことも大きいですが、もう1つの理由は「私の価値観を尊重してくれる社員の方のスタンス」に惹かれたことです。

選考過程で出会った社員のみなさんが、価値観の押し付けをするのではなく私が伝えた考えを尊重してくれる姿勢で面接や面談での対話を行ってくれました。それは代表/黒﨑の最終面接の時も同じでした。若手も発言をいとわず活躍できる社風が成り立っている背景には、社員の方々や代表の「尊重の姿勢」が大きく影響しているのだなと実感したことでTOKIUMに対する志望度が一番高くなり、入社を決めました。

知識ゼロだった入社時から、”営業部のエース”になるまで

ー入社後、営業部に配属されたばかりの頃に大変だったことを教えてください。

お客様である経理部の方に信頼していただくことが、当初は大変でした。新卒1年目の私は、どうしても経理部で何十年も働かれているお客様に比べて経理に関する知識が浅く、お客様と話す中で知らない単語が出てきて混乱してしまったことも多々あります。

経理部のお客様にサービスを提案できるだけの知識を身に付けることが自分の中で最初の小さな目標となり、経理職向けの書籍をイチから読むことやお客様から聞いた知らない単語を徹底的に調べることを行い、インプットした内容を交えながらお客様と話すことでもう一歩先の知識を得るということを繰り返しました。これにより少しずつ知らない単語を聞くことが減り、自信を持ってお客様に提案できるようになっていきました。

ーのちに「営業部のエース」と呼ばれるまでに成長された大槻さんですが、どうしてそこまで成長できたのですか?

1日でも早く新規事業に携わりたい、そして採用して良かったと思ってもらいたいという気持ちから、与えられた目標の1.5倍達成を目指したことが成長を遂げられた大きな要因でした。

1日でも早く新規事業に携わりたい気持ちがあり、信頼して事業立ち上げを任せてもらうためにも早く目の前の仕事で成果を出すべきだと考え、与えられた目標の1.5倍達成を目指していました。また、新卒で社会人としての経験がない状態で自分に期待をして採用してくれたTOKIUMに対して、成果で返したいという思いも強くあって。この思いが、目標の1.5倍達成を目指す上でもう1つの大きなモチベーションとなりました。

そんな中で、予想していたよりも大きな金額での初受注を経験することができました。この瞬間のことは、今でも忘れられません。入社して初めて成果を残せた実感を持つことが出来たと同時に、自分を採用してくれたTOKIUMに対して成果で返すことができたと思い、少しホッとしたことを覚えています。振り返ると、「営業部のエース」と言っていただけるようになった背景には、新規事業への強い想いと採用して良かったと思ってもらえるよう成果で報いたいという2つの原動力がありました。

ー成果を上げた背景には、目標を自ら上げる貪欲さと周囲のサポートがあったのですね。このあと新規事業に携わるようになった経緯を教えてください!

営業部で成果を出した後、新規事業に携わりたいと上司に直接伝えたことがきっかけです。入社して3年目までに新規事業に関わりたいと思っていた中で、3年目の時に先ほどお話した成果を上げることができたので、そのタイミングで話しました。

ありがたいことに、伝えて1週間後には、新規事業の業務とこれまでの営業部での業務を半分ずつ担えることになりました。この時に初めて携わったのは、当時立ち上げが進んでいた新規事業です。その後、入社3年目の夏に社長室へ異動し、「ゼロから新規事業を立ち上げたい」という昔からの念願が遂に叶いました。インターンシップの時に「TOKIUMは若手でも任せてくれる会社だ」と感じたのは間違っていなかったのだと、3年後に答え合わせができた出来事です。

念願の新規事業!その裏側の”苦悩と喜び”とは

ーついに念願の新規事業ですね!ところで、なぜ新規事業に携わりたかったのですか?

人生の中で「働く時間」が占める割合はある程度多い中で、働くこと自体に夢中になれる状態を作りたいと考えたことがきっかけです。正直、初めの頃は自分が何に夢中になれるのか全く想像できませんでしたが、長期インターンシップ先の社長に出会ったことで、「自分で事業を立ち上げること」へ興味を持つと同時に自分が夢中になれそうだと感じたことで、新規事業に携わりたいと思うようになりました。

さらに、社会人になってから事業を作りたい理由が新たに増えました。これは、私が入社した後に新たにリリースされた「TOKIUMインボイス」の影響が大きいです。このサービスは世の中からの需要が大きく、事業が短期間で急拡大しました。それに伴って人を採用したりCMの放映が開始されたりとできることが増え、社内で新たなポジションが生まれました。その結果、新卒2年目でマネジメントを経験したり、20代の社員がCM作成のプロジェクトの中枢を担うなど、私も含めTOKIUMで働く人のキャリアに影響を与えたことを体感しましたね。新規事業の拡大による組織の変化を体感したことで、事業を立ち上げて会社がチャレンジできることを増やし、お客様や自分にとってだけでなく一緒に働く仲間へも新しい機会を提供していきたいと考えるようになりました。

ー実際にゼロから新規事業を立ち上げた、その過程を教えてください。

まずは一緒に立ち上げを行う代表/黒﨑、同じく社長室かつ同期の花房と議論を繰り返し、「契約書」に関する事業を作るという大きな方向性を定めました。そこからTOKIUMが事業を通して実現したいことを整理し、事業を作る上で必要な知識を得るために他社のサービスの分析やターゲットとなるお客様の業務のインプットを行っていきました。

その後、すでに既存のサービスを使ってくださっているお客様に連絡をし、新規事業の具体的な内容を決めるためのヒヤリングを繰り返していきます。今困っていることを詳しく伺い、一度社内に持ち帰って議論しサービス内容をブラッシュアップし、またお客様にヒヤリングをして・・という工程を何度も繰り返して、少しずつサービス内容や具体的な機能を決めていきました。

実はインプットとヒヤリングは、営業部時代に身についたスキルが活きたと特に感じた場面です。お客様に対する理解度を上げるために可能な限りお客様の業務内容などを調べ上げていたことや、会話をするときに知りたいことを聞き漏らさないために事前に質問事項をリストアップしていた経験が、新規事業立ち上げにおいても非常に役に立ちました。営業部時代に、成果を出すために地道な努力を行っていて本当に良かったと感じています。

ー営業で磨いたスキルが、事業立ち上げでも活きたのですね。今年の6月3日に遂にリリースされたとのことですが、サービス内容はどのようなものですか?

紙と電子の契約書をクラウド上でまとめて管理できるサービスで、「TOKIUM契約管理」という名前でリリースしました。世の中には、契約書の内容を管理するために社員の方がExcelに手入力している企業も多いため、このサービスによって業務効率化を図ることができます。また、契約書の更新チェックが必要な場合には通知が届く機能も搭載したため、無駄な契約更新を防ぐことも可能です。

「TOKIUM契約管理」のイメージ図

ー「TOKIUM契約管理」をリリースするまでに、特に苦労したことは何ですか?

私自身が新規事業の立ち上げの経験がなく、サービスを作る上で何を重視すべきかも分かっていなかったため大変なことばかりでした(笑)。そんな中で代表/黒﨑のすぐ近くで働けたからこそリリースできた側面も大きかったです。黒﨑自身が起業家なので、自身の経験をベースに何度もサービスを作る上でのアドバイスをしてくれました。「お客様が求めているサービスを作ることが何よりも大切。そのためにお客様と会話をし、役に立つものを作るためのヒントを拾っていくべき」という言葉をかけてもらったことで、最優先事項と起こすべきアクションが明確になりました。

その後も、サービスのリリースが決まってからの2か月間は特に大変でした。世の中にサービスを知ってもらうために”記者発表会"を行うことになったのですが、会社としても初めての試みで、知見がなかったためです。私自身も正解が分からない中でマーケティング部の方々を巻き込んで企画を進めていったので、成功できるか否かはもちろんのこと、無事に開催できるのかという不安もありました。

そんな状況でも、マーケティング部の方々をはじめ「TOKIUM契約管理を世の中に広めて、事業も会社も大きくしていこう」と言って記者発表会の準備に力を入れてくださいました。この協力のおかげで、会社としても初めての試みである記者発表会は大成功に終わりました。後日、この記者発表会の様子が数々のネットニュースに取り上げられて、一緒に喜びを分かち合ったことは忘れがたい大切な経験です。

実際に掲載されたネットニュースはこちら
・日経クロステック

・日本経済新聞(WEB・紙面)

・クラウドWatch


ー初めての試みで大変なことも多い中、周りの人たちの存在もあってリリースされたのですね!「TOKIUM契約管理」を通して実現したいことを教えてください。

「TOKIUM契約管理」を通して、一人でも多くの人が契約書をストレスなくそして無駄なく管理できる状態を作ることで、これまでリリースのために力を貸してくださったお客様と社内の人の期待に応えたいです。
立ち上げ段階で何度もヒヤリングを受けてくださったお客様から「期待しているよ」という言葉をかけていただいたので、サービスを通して実際に世の中の人の役に立っている状況をお見せすることで応えたいと考えています。そのためにもまずは、2027年5月までに2,000社に導入していただけることを目指します。

また、事業の成長を通して、私が影響を受けた「TOKIUMインボイス」のように多くのお客様の役に立つサービスにしていきたいです。その結果として、TOKIUMで働く人に対して新しい経験を積むための機会を提供できれば更に嬉しいですね。

少し先の話ですが、これが叶った後はTOKIUMでまた新たな事業を立ち上げたいと考えています。今回の新規事業立ち上げの経験から、立ち上げまでの流れや重視すべきポイントが見えてきたので、次はさらに会社の成長に繋がる事業が生み出せるはず。「TOKIUM契約管理」の立ち上げ経験を活かして、また別の事業の立ち上げに挑戦したいです。

ー最後に、この記事を読んでくださっている新卒の候補者の皆様へメッセージをお願いします。

TOKIUMは、手を挙げた若手に任せてくれる会社です。これはインターンシップで感じただけではなく、私自身が働く中でも身をもって実感しました。やりたいことが明確な方にとって、努力次第で実現できる環境だとお伝えしたいです。また、やりたいことが見つかっていない方にとっても、1人1人の価値観を尊重し向き合うTOKIUMの社員と共に働くこの環境なら、自分の素直な気持ちを伝えながら成長と実現したいことを模索することができます。

「新規事業など、社会人になって実現したいことがある」「価値観を尊重する文化の中で、成長しながらやりたいことを見つけたい」という方には、ぜひTOKIUMという舞台でチャレンジしていただきたいです。
就職活動を続ける中で苦しい瞬間もあるかと思いますが、のちに振り返って「良い時間だったな」と感じられる経験になることを願っています!


■新卒採用の募集はこちら

TOKIUMはこれまでに50名以上が新卒で入社し、社内の3割以上を占めています。年齢に関わらず部長や課長といったマネジメントや新規事業の立案等も行っており、拡大フェーズを支える組織・事業創りに携わることができます。
ご興味のある方は、ぜひエントリーしてみてください。